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たった3つだけ!初心者でもパット数が劇的に減る練習方法とは

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こんにちは。タイガー・ウッズには遠く及ばないネコ・林です。
寒さに負けて冬のラウンドは敬遠するという人もいるでしょうが、冬の間、何もしないと感覚が鈍って「せっかく上達したと思っていたのに、春先には振出しに戻った」ということがよくあります。ラウンドはしなくとも、暖かい部屋の中で毎日ストレッチやパターの練習を行っておくと、次のラウンドで「身体が思うように動かない」といったことが軽減できます。
今回は、部屋の中でもできるパター練習に是非とも取り入れていただきたい、パッティングが劇的に改善するための3つの視点と練習方法をお届けします。

ネバーアップ、ネバーイン(届かなければ入らない)

ところで、皆さんはパッティングにおいて、打ったボールがカップに対してオーバーする場合とショートする場合のどちらが多いでしょうか?
 ①オーバーする割合が多い
 ②ショートする割合が多い
 ③オーバーとショートを交互に繰り返す

ゴルフの名言として、トム・モリス・シニアの「ネバーアップ、ネバーイン(届かなければ入らない)」が有名ですが、単に強く打てばよいということではありません。もちろん、カップに届かないボールは永遠にカップインしませんが、球聖ボビー・ジョーンズが「カップに届かなかったパットは確かに入らない。しかし、カップを通り過ぎたパットもカップインする事はない。」と指摘するように、強すぎても入らないというのは道理です。
ちょうどよい距離感で打つには、結局は、「練習で距離感を磨け」、「グリーンの傾斜や芝目を読む技術を養え」ということになるかもしれませんが、その前に我々アマチュアは、根本的に解決しなければならないことがあります。

我々アマチュアゴルファーが最も多く犯しているミス

我々アマチュアの最大の弱点は、パッティングごとにストロークやヒットポイントが異なることです。
カット打ちになったり、スイートスポットを外したりを繰り返しているから、いつも転がりが安定せずに距離感が合わないのです。
例えば、練習グリーンで同じところから同じ強さで3球続けてボールを打った時、全てが同じ距離で止まるでしょうか?ボール1~2個分くらいは許容範囲としても、3個分、4個分とオーバー(ショート)してしまうことがほとんどではないかと思います。ややもすれば、ダフッたり(ネコもたまにやります(汗))。
断言します。常にスイートスポットで転がりの良いボールを打つことができれば、パッティングは劇的に良くなります。距離感を養うためには、常に同じ転がりを再現することが大前提となります。
そのために必要な視点、練習方法をこれからお伝えします。

パット数が劇的に減る3つのポイント

①目標に向けてまっすぐにストロークする

パッティングを行う際、ボールの先10cmくらいに目標スパットを定めてセットアップすると思いますが、打ち出し方向に対してカット軌道にならないようスイングストロークもまっすぐに行うようにします。カット軌道に打ち出されたボールは、横回転が加わるため直進する推進力を弱めてしまい、ショートする原因になります。ショットのスライスボールと同じ理屈ですね。
まっすぐにストロークするために必要な準備として、アライメントが重要になります。

打ち出す方向が決まったら、そのラインに対して平行にスタンスをとります。ゴルフショップに行けば『アライメントスティック』なるものが打っていますので、練習にてターゲットラインと平行に置いたスティックに合わせてスタンスすると感覚がつかみやすいかもしれません(スティックがなくてもクラブシャフトで代用ができます)。スタンスに合わせて両ひざ(もしくは腰)と肩のラインを打ち出し方向のラインと平行に向けると、アライメントはバッチリです。
スタンスに沿ってストロークしましょう。

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②レベルブロウ(水平)にストロークする

ドライバーはアッパーブロウ、アイアンはダウンブロウにショットをしますが、パッティングはレベルブロウをお勧めします。ボールとグリーンの接地面を一定に保ち、安定した転がりのストロークを行うためです。
かつて、青木功プロは全盛期にダウンブロウでタップするようにストロークしていて、「ボールの先のグリーンが削れた」と語っていました。そのころの日本国内のゴルフ場は芝目が強い高麗グリーンが多く、「ボールが(芝目で)曲がる前にカップインさせる」とも言っていました。PGAツアーに参戦する時「あの打ち方では、ベントグリーンが多いアメリカのツアーでは通用しない」と陰口をたたかれましたが、スタイルを変えずに『世界の青木』の称号を手に入れました。しかし、青木プロ以外にダウンブロウのパッティングで世界に通用した選手はいません。ダウンブロウのパッティングはボールにバックスピンをかけてしまい、安定した転がりとは逆の作用になってしまいます。

また、アッパーブロウでボールに順回転をかけるという理論もありますが、初心者が意識してそれを行うことはお勧めしません。右足に重心が残り右肩が下がることで、ヘッドアップしてボールを正確にヒットすることができなくなってしまう恐れがあるからです。そもそもパターには3~4度程度のロフト角が付いていますので、意識的にアッパーブロウでヒットしようとすると更に打ち出し角が付くのでボールが大きくジャンプするような動きになってしまいます。なるべく早く順回転をさせるのであれば、ボールを宙に浮かせずにグリーンと接地させたまま転がした方が良いのです。
レベルブロウのストロークを行うには、ボールの位置を真ん中より少しだけ左寄りに置くのが良いでしょう。スイングにしろ、パッティングストロークにしろ、どちらの動きも弧を描く動きになるので、厳密にいえば水平にヘッドを動かすのではなく、ヘッドがストローク中の最下点でボールを捉えらる位置にボールをセットします。実際にボールを打ってみて、極端なアッパーやダウンにならない場所に調節してみてください。
タイガー・ウッズのパッティング練習をSNS動画で見たことがありますが、パッティング姿勢でボールを左目の位置から落下させてボール位置を確認していました。そこがボール位置の基本のようです。ちなみに、タイガーはアッパーブロウでストロークしているそうですが、ボールが宙に浮いているようには見えませんね。
プロのようにパッティングに豊富な練習時間が取れないアマチュアゴルファーは、安定したボールの転がりを目指してレベルブロウに打つ意識を持った方が良いと思います。

③ボールの芯をパターのスイートスポットで打つ

これは、パッティングにおいて最も基本的であり、最も重要な要素と言ってよいでしょう。我々アマチュアのボールがカップ手前で減速してショートするのに対して、プロのボールがカップまで届くその差はここにあります。プロゴルファーのパターを近くで観る機会があったらフェース面をよーく見てみてください。中央のあたりに丸く変色している部分があります。そこがスイートスポットであり、彼ら彼女らは練習の段階から常にそこで打ち続けているため、カップまでボールの勢いが落ちないのです。(自分のパターのスイートスポットがどこにあるかを確認する場合、シャフトを短く持ち、フェースを上に向けて5~10cm上からボールを落としてみてください。一番弾きが良く、シャフトへの振動が少ない場所がスイートスポットです。)

では、どのように練習をしたら常にスイートスポットでボールの芯を打てるようになるのでしょうか?

それは、ただ一つ『集中すること』です。
打つ方向を決め、打つ強さを決めたら、何も考えず、ボールの1点だけを見つめてそこに向かってヘッドを走らせるのみ。ポイントは、テークバックや切り返しなどヘッドの挙動を意識することなく、ただただボールの打つ点のみを見続けることです。人間は視界に入った動くものに意識をとられがちですので、テークバックがアウトに上がったとかフェースが開いたとか、ついつい目で追ってしまいます。そのような情報が多ければ多いほど、気持ちに雑念が湧いてストロークに集中できずにミスヒットをしてしまいます。雑念を持たないよう、余計な情報は入れないためにもボールのヒットポイントだけを見るように集中します。

また、1点を意識し続けることで、身体が自然と反応しパターのスイートスポットでヒットすることが容易になってきます。このことは、パッティングだけでなく、全てのショットに共通することですので、ぜひトライしていただきたいと思います。

まとめ

・パッティングを向上させるためには、常に同じ質の転がりを再現して距離感をつかむことが重要
・そのために必要なポイントは以下3点
 ①目標に向けてまっすぐにストロークする
 ②レベルブロウにボールをヒットする
 ③ボールをヒットする芯に視点を集中してパターのスイートスポットで迷いなく打つ

ぜひとも日々の練習に取り入れてみてください。
春先のラウンドでいきなりベストスコアが出るかもしれません。

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